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あと施工アンカー資格 学習ガイド

あと施工アンカーの検査と材質の論点解説|自主検査・引張試験・JIS記号・強度区分・防錆

施工後にアンカーが設計どおりの性能を発揮しているかを確認するのが検査、そして使うアンカー自体の性質を決めるのが材質です。試験では「何の検査をどこまでやるか」「JIS記号がステンレスかスチールか」「強度区分・防錆」が頻出論点になります。整理します。

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検査の基本(自主検査の4本柱)

施工業者が行う自主検査は、次の4つを基本項目とします。

このうち施工後のアンカーに対する代表的な検査は目視・接触・打音の3つです。自主検査とは、施工した本人や施工業者が行う検査のことです。

打音検査のコツ:「健全なアンカー」と「不良なアンカー」で打撃音が異なることを利用します。簡便ですが熟練を要し、判定は経験のある者が行うのが安全です。

★引張試験(非破壊で確認荷重まで載荷)

方法と仕組み

抜取りか全数か

引張試験は一般に抜取りで行います。「必ず全数について行わなければならない」は誤りです。抜取り数や試験の仕様は、設計図書・仕様書・現場の管理計画に従います。

不合格となったら

試験で不合格となったアンカーをそのまま使用してはいけません是正・再施工等の対応が必要です。「不合格でもそのまま使ってよい」は典型誤答です。

材質の基本:JIS規格記号でステンレスかスチールかを見分ける

あと施工アンカーや関連ボルトの材質は、JIS規格記号で表されます。試験では「この記号はステンレス鋼スチール鋼か」を問う形が定番です。

JIS規格記号分類
SUS304J3ステンレス鋼
XM7ステンレス鋼
SUM24Lスチール鋼
SWCH8Aスチール鋼
迷ったら「SUS/XM=ステンレス」「SUM/SWCH=スチール」で覚えると判定が速いです。

ボルトの強度区分と許容引張

強度区分は設計力学の許容引張耐力の計算で、降伏で決まる耐力 (Ta1)a = φ1 · σy · Ae の σy(降伏点)に直結します。詳細は設計力学・耐力計算の論点解説を参照。

防錆(鋼材を錆から守る方法)

鉄筋の付着(異形棒鋼の節)

アンカー筋・接合筋として用いる異形棒鋼は、表面の節(リブ・節目)によりコンクリートとの付着が良くなる仕組みです。これは接着系の付着力にも、鉄筋コンクリート全体の一体性にも寄与します。

検査・材質の失点パターンまとめ

引っかけ正しい答え
引張試験は必ず全数行う一般には抜取りで行う
試験不合格でもそのまま使用可是正・再施工等が必要
反力は試験機自体から取る母材から反力をとる
SUM24Lはステンレス鋼SUM系はスチール鋼
XM7はスチール鋼XMはステンレス鋼
強度区分が高くても許容引張は同じ強度区分が高いほど許容引張は大
ステンレスは炭素鋼より錆びやすいステンレスの方が錆びにくい

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よくある質問

Q. 検査の基本項目は何ですか?
A. 目視・接触・打音です。施工業者が行う自主検査ではこれに立会検査も含まれます。
Q. 引張試験は全数?抜取り?
A. 一般には抜取りです。「必ず全数」は誤り。試験は非破壊で、設計用引張力等から定めた試験荷重まで載荷します。
Q. SUS・XM・SUM・SWCHの見分け方は?
A. SUS/XM=ステンレス鋼SUM/SWCH=スチール鋼と覚えてください。
Q. ボルトの強度区分とは?
A. 引張強さと降伏点の関係を表します。同じ径でも強度区分の高いボルトの方が許容引張力は大きくなります。
Q. 試験で不合格になったら?
A. そのまま使ってはいけません。是正・再施工等の対応が必要です。

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本ページは独立した学習サービス「アンカー受験ラボ」が作成したもので、特定の試験実施団体・協会とは関係のない独立した解説です。JIS規格や試験仕様は改定される場合があります。実務適用にあたっては、最新の規格・基準書・仕様書をご確認ください。内容は学習用に独自整理したもので、誤りや古い情報を含む可能性があります。