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あと施工アンカー資格 学習ガイド

コンクリートの論点解説|強度・水セメント比・かぶり・中性化・劣化・養生

あと施工アンカーの母材=コンクリートの理解は、特に技術管理士・第1種の試験で重く問われます。材料と配合、強度、フレッシュ性状、耐久性(劣化現象)、品質管理の5領域で出題される論点を整理し、引っかけパターンを併記します。

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コンクリートと鉄筋の役割分担

コンクリートは圧縮に強いが引張に弱く、ひび割れやすい材料です。引張側を鉄筋が補うことで、鉄筋コンクリートとして成立します。一体で使えるのは、両者の熱膨張率がほぼ等しいことも一因です。

材料と配合(W/C・骨材・混和材料)

セメント・水・骨材

★最重要:水セメント比 W/C

W/C = 水の質量 ÷ セメントの質量 (骨材は関係しない)

水セメント比は出題の最頻論点です。次の関係をセットで覚えてください。

引っかけの王道:「W/C が大きいほど強度が高い」「W/C は骨材に対する水の割合」はいずれも誤りです。「水を増やすほど高強度」も誤り。出たら一発で見抜けます。

骨材の形状

丸みのある川砂利を粗骨材に使うと、砕石より流動性が良くなります。同程度の流動性なら少ない水で得られる=単位水量を抑えられるため、強度・耐久性で有利になります。

混和材料

フレッシュ性状(ワーカビリティとスランプ)

★耐久性:4つの劣化現象

1. 中性化

2. 塩害

3. 凍害

4. アルカリ骨材反応(ASR)

かぶり厚さの定義(典型引っかけ)

かぶり厚さはコンクリート表面から鉄筋の表面までの距離です。鉄筋の中心までではありません。かぶりが小さいほど鉄筋は腐食しやすくなります。

品質管理(強度試験・調合強度)

強度試験の方法

強度の基準値(用語の階層)

レディーミクストコンクリートの強度判定

1回の試験で呼び強度の85%以上、かつ3回の平均で呼び強度以上であればよい、と判定されます。「全試験回が下回り禁止」は誤り。

運搬時間

トラックアジテータで運ぶコンクリートは、練混ぜ開始から荷卸しまで原則90分以内です(2時間ではない点に注意)。

養生・力学的性質

ひび割れと既存コンクリートの調査

アンカー耐力との関係

あと施工アンカーの耐力は、固着先となる母材コンクリートの強度に大きく左右されます。設計力学のコーン状破壊で決まる耐力は √σθ × Ac(σθ=圧縮強度、Ac=有効水平投影面積)に比例するため、母材の強度・健全性の確認は設計時の前提条件です。詳しくは設計力学の論点解説を参照してください。

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よくある質問

Q. 水セメント比W/Cで一番覚えるべきことは?
A. 「W/Cが小さいほど高強度・高耐久」。これだけ覚えれば派生問題は全部解けます。「水を増やすほど高強度」「W/Cは骨材に対する水の割合」は誤りです。
Q. かぶり厚さの定義は?
A. コンクリート表面から鉄筋の表面までの距離です。中心までではありません。試験で「中心まで」と書かれていたら誤り。
Q. 中性化と塩害の違いは?
A. 中性化はpH低下による防錆機能の喪失(√t則で進行)、塩害は塩化物イオンが鉄筋を腐食させる現象です。どちらも結果として鉄筋腐食を招きますが原因が違います。
Q. 高強度コンクリートの基準は?
A. 36 N/mm²を超えるもの。30 N/mm² は高強度に該当しません。
Q. レディーミクストの強度はどう判定?
A. 1回の試験で呼び強度の85%以上、かつ3回の平均で呼び強度以上です。

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本ページは独立した学習サービス「アンカー受験ラボ」が作成したもので、特定の試験実施団体・協会とは関係のない独立した解説です。基準値・規格は改定される場合があります。受験前に最新の公式情報・基準書をご確認ください。内容は学習用に独自整理したもので、誤りや古い情報を含む可能性があります。