アンカー受験ラボ

あと施工アンカー資格 学習ガイド

第2種あと施工アンカー施工士 はじめての受験ガイド|受験資格・試験内容・勉強法

「建設現場で働きはじめて、最初の資格に第2種あと施工アンカー施工士を勧められた」——このページは、そんなはじめての受験者のためのガイドです。第2種はあと施工アンカー資格のなかで最も門戸が広い入口区分。受験資格・申込の流れ・試験内容・勉強法まで、受験前に知っておきたいことをひとまとめにしました。

▶ 先に無料で10問解いてみる(登録不要)

第2種は「最初の1枚」——門戸が広い入口資格

あと施工アンカー施工士の資格にはいくつかの区分があり、第2種はその入口にあたる区分です。特徴はなんといっても受験のハードルの低さにあります。

つまり、現場経験の浅い人でも最初に挑戦でき、かつ上位資格へ進むときも第2種が起点になります。第2種が証明するのは「決められた施工計画のとおりに、正しくアンカーを施工できること」。現場で施工を担う人の土台となる資格です。「あと施工アンカーの資格を取ろう」と思ったとき、まず候補になるのがこの第2種です。資格区分の全体像(特2種・第1種・技術管理士などとの違い)は、別記事「資格の種類と違い」で詳しく整理しています。

受験資格と申込の流れ|資格の取り方4ステップ

第2種の受験資格は次のとおりです。

項目内容
年齢・学力15歳以上・中学校卒業程度の学力
講習当該年度の一般技術講習(初級)の受講修了が必須(対面+eラーニングの両方で構成)
実務経験不要

ポイントは一般技術講習(初級)です。第2種は試験だけ単独で申し込めばよいのではなく、同じ年度に実施される一般技術講習(初級)を修了していることが受験の前提になります。一方で、講習を受ければ資格がもらえるわけでもありません。公式にも「講習で資格を取得できるものではない」と明示されており、講習修了 → 試験合格 → 登録の3つがそろってはじめて資格者になれます。講習の内容や位置づけは「一般技術講習(初級)とは」で詳しく解説しています。

申込から登録までは、例年おおむね次のような時期感で進みます。

  1. 例年6〜7月頃:申込——講習・受験の手続きを行います。WEB申込はマイページ登録・証明写真の提出・支払い・受験票の印刷まで一連で行う方式です。
  2. 講習受講——一般技術講習(初級)を対面+eラーニングで修了します。
  3. 例年8月下旬〜9月上旬:試験本番——年1回、日曜に全国主要都市で実施されます。
  4. 合格後:登録申請——登録して資格者となります。
注意点が2つあります。まず、支払い後の取消・返金はできないとされています。そして合格しても、翌年度末までに登録申請をしないと合格が失効し、受け直しになります。合格発表後の登録手続きまでがワンセットと考えておきましょう。

登録後のことも2つだけ頭に入れておきましょう。登録証の発行までは、申請からおおむね1.5〜2ヶ月程度かかるとされています。また、資格は取得したら終わりではなく、5年ごとに更新講習の受講が必要で、更新しないと登録が抹消されます。更新講習はeラーニングで受講できる運用が案内されています。

講習・受験にはそれぞれ費用がかかります。金額は年度や申込方法、会員・一般の区分によって変わるため、「受験料・申込方法・試験日程の全体像」とあわせて、必ず最新の公式情報で確認してください。

試験内容|学科は真偽式+多岐選択、技能は選別と施工

第2種の試験は「学科」と「技能」の2本立てです。

試験内容
学科真偽式(○×で正誤を判断)+多岐選択(選択肢から正解を選ぶ)。試験時間は公式発表によれば80分
技能材料・工具の選別施工

学科は、文章の正誤を判断する真偽式が軸になるため、「なんとなく分かる」レベルのあいまいな理解だと選択肢に引っかかります。用語の定義や施工手順について「正しい/誤り」をはっきり言えるレベルまで固めることが学科対策の中心です。なお、公式に案内されている形式は真偽式と多岐選択で、第1種や技術管理士のような記述式の記載はありません。

技能は、施工に使う材料や工具を正しく見分けて選べるか、そして実際に施工できるかが問われます。日頃の現場作業と講習での実技が土台になるので、ふだん何気なく使っている材料・工具の名称と用途を正確に言えるかを意識して確認しておきましょう。

出題数や当日の詳細な運用は公式に細かく公表されておらず、年度により変わる可能性もあります。受験する年の公式案内・受験票の記載を必ず確認してください。

第2種で扱える範囲|M12以下・D13以下

第2種に合格・登録するとできるのは、決められた施工計画のとおりに、正しくアンカーを施工することです。扱える範囲には上限があります。

一方で、次のことは第2種の役割の対象外です。

母材や施工に不具合を見つけた場合は、自分で判断せず責任者に報告するのが第2種の立場です。つまり第2種は「計画を立てる人」ではなく「計画どおりに正確に施工できる人」を証明する資格。より大きな径を扱いたい、耐力試験に関わりたい、管理側に回りたい——そうなったときに特2種・第1種・技術管理士といった上位区分が視野に入ってきます。

ちなみに上位区分では、特2種でねじ径M22以下・異形棒鋼D22以下まで扱える範囲が広がり、耐力試験にも支援作業として関われるようになります(実施には第1種などの立合いが必要とされています)。さらに第1種では扱える径の上限は明示されておらず、耐力試験の載荷実施と報告書の作成まで担えます。範囲の線引きを知っておくと、現場での自分の役割と次に目指す区分がはっきりします。

合格までの勉強法|一問一答で基礎を固める

第2種の学科は真偽式+多岐選択という形式です。この形式で得点するために必要なのは、難しい計算や長文の記述ではなく、用語・アンカーの型式・施工手順といった基礎論点を「正誤をはっきり判断できる」レベルまで固めることです。編集部のおすすめの進め方は次の3ステップです。

  1. 一問一答で論点を一周する——○×形式の演習は本番の真偽式と相性がよく、自分のあいまいな論点が浮き彫りになります。
  2. 間違えた論点だけ復習する——一周目で正解できた問題は深追いせず、間違えた論点に時間を寄せるのが効率的です。
  3. 講習をペースメーカーにする——受験年度は一般技術講習(初級)の受講が必須なので、講習で扱った内容をその週のうちに問題で確認すると定着します。

学習範囲をやみくもに広げる必要はありません。第2種で問われるのは施工者としての基礎です。用語・型式・施工手順に加えて、この記事で触れた「扱える範囲」や役割の線引きといった制度面の知識も、セットで固めていきましょう。

過去の試験問題は公式に掲示されていますが、解説は付いていません。「なぜその答えになるか」まで理解するには、解説付きの教材で論点をひとつずつ潰していくのが近道です。アンカー受験ラボの一問一答は無料で62問(1回10問まで)を登録不要で解けるので、まず10問解いて現在地を確かめるところから始めてみてください。

第2種対策も全525論点を一問一答で

用語・型式・施工手順の基礎から、解説付きで論点を潰せます。無料で62問・1回10問まで、登録不要で試せます。

全論点・問題数無制限プラン 月 ¥1,480
無料で問題を解いてみる →

よくある質問

Q. 第2種の合格率はどれくらいですか?
A. 合格点・合格率は公式に公表されていません。受験者の声では、区分のなかでは比較的合格しやすいとされることが多いものの、確かな数値はなく、無勉強で受かる試験でもありません。区分別の難易度感は「合格率と難易度の目安」で整理しています。
Q. 実務経験なしでも合格できますか?
A. 受験資格に実務経験は求められていません。学科は基礎論点の学習で対応でき、技能も受験年度の一般技術講習(初級)で学ぶ内容が土台になります。現場経験が浅い人は、材料・工具の名称と用途を意識して固めておくと安心です。
Q. 合格したら次のステップは?
A. まず登録申請を忘れずに(翌年度末までに申請しないと失効するとされています)。その後のステップアップとしては、第2種の登録から6ヶ月以上経過で受験できる特2種(ねじ径M22以下・異形棒鋼D22以下、実技試験のみ)、さらに第2種または特2種の登録者が対象の第1種があります。

関連ガイド

本ページは独立した学習サービス「アンカー受験ラボ」が作成したもので、特定の試験実施団体・協会とは関係のない独立した解説です。試験の時間・形式・日程・費用などの詳細は年度により変わる可能性があります。受験前に必ず最新の公式情報をご確認ください。